ノートルダム大聖堂や凱旋門など

遺産名称 所在地 登録年 登録基準

 

パリのセーヌ河岸

 

フランス

1991年

文化遺産

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パリ市内を2分するように流れるセーヌ河。
そのセーヌ河にポッカリ浮かぶシテ島を中心に、
シュリ橋からイエナ橋までの約5㎞の両岸にある、
古代ローマから近世にいたるまでの、
文化と歴史の壮大な遺産です。

 

 

パリの歴史は約2000年前にさかのぼり、
シテ島にケルト系のパリシー族が住み着いたのが始まりで、
パリという名前もパリシー族が由来であると言われています。

 

 

このシテ島に紀元前52年ローマの人々が
ローマ都市ルテティアを築いてから、
パリは歴史的・文化的に大発展をしていきます。

 

 

シテ島には初期ゴシック建築の最高傑作と言われる、
ノートルダム大聖堂とサント・シャペルがあります。

 

 

ノートルダム大聖堂は、
1345年に約200年の歳月を経て完成しました。

 

 

正面に2つの大きな塔があり
その高さはいずれも69m、
内部に入ると天井も高く、数々のステンドグラスも見事です。

 

 

ノートルダムとは、
直訳すると「私たちの貴婦人」となりますが、
聖母マリアを指しており、
フランスのカトリックの総本山ともなっており、
エッフェル塔と並ぶパリのシンボルともなっています。

 

 

サント・シャペルには、
高さ15mの15の窓に旧約聖書の場面が描かれており、
ステンドグラスの最高傑作と言われています。

 

 

その他にも凱旋門やコンコルド広場、
ルーブル宮殿や造幣局、パレ・ロワイヤル、
白亜の宮殿ブルボン宮殿や
マリーアントワネットの最後の住まいとなったコンシェルジェリー
などなどたくさんの世界的な遺産があります。

 

 

ルーブル宮殿は1793年のフランス革命後、
美術館として使われるようになりました。

 

 

このパリのセーヌ河岸は、フェゾー規制により、
歴史的な景観を損なう建造物の建築を禁止されており、
町をあげてこの美しい景観を後世に残そうとしています。

 

 

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