フランスのブルボン王朝の豪華絢爛の大宮殿
遺産名称 | 所在地 | 登録年 | 登録基準 |
---|---|---|---|
ベルサイユ宮殿と庭園
|
フランス |
1979年 |
文化遺産 |
ベルサイユ宮殿は、
フランスのブルボン王家の絶頂期、
1682年から1789年まで、
王族の権力の象徴として使われていました。
ベルサイユ宮殿を建設したのは、
父親であるルイ13世の死後わずか5歳で王位についた、
太陽王ルイ14世で、
1661年に着手し、
21年の歳月を経て完成にいたりました。
ベルサイユ宮殿はバロック様式の豪華な建物で、
特筆すべきは、その庭園にも莫大な費用を投じ、
見事な庭園を造り上げているところです。
規模も想像を絶する大きさがあり、
なんと総面積が800ha、
宮殿内を通る道の全長は約20キロ、
3つの宮殿と大庭園があり、
部屋の数も700以上あります。
しかしあまりの浪費に国の財政は悪化しはじめ、
ルイ15世の時代は何とか持ちこたえましたが、
1770年オーストラリアの女帝マリア・テレジアの娘
マリー・アントワネットと結婚したルイ16世の時代に、
フランス革命がおこり、
王はなくなくベルサイユ宮殿をあとにすることになります。
その後国王が宮殿に戻ってくることはありませんでした。
1883年、
フランスの最後の国王ルイ・フィリップが、
ベルサイユ宮殿を
美術館として整備していくことを決定し、
現在にいたります。