ツタンカーメンのミイラも眠る、エジプト王朝全盛期の遺跡
遺産名称 | 所在地 | 登録年 | 登録基準 |
---|---|---|---|
古代都市テーベと 墓地遺跡
|
エジプト |
1979年 |
文化遺産 |
テーベとは
現在のルクソールの3500年前の呼び名で
古代エジプトの都があったところです。
紀元前21世紀頃から、約1000年にわたって、
テーベは古代エジプト王国の首都として栄えました。
たくさんの神殿や王墓の遺跡群があり、
丹念に見ていくと、
1週間やそこらではとても全部は見てまわれない程です。
一番有名なものは
1922年にカーターにより発見された
ツタンカーメンの墓でしょう。
ツタンカーメンはわずか9歳で王になり、
18歳で他界したと言われていますが、
その墓の中にあった見事な宝物で
一躍世の中に知られるようになりました。
その他にも
最高神アモン・ラーに捧げるために造られた
カルナック神殿や、
ナイル川の西側には王家の谷があり
ツタンカーメンの墓もこの王家の谷にあります。
古代エジプトの王朝時代は
三十代まで続いたと言われていますが、
メンフィスからテーベに首都を移したのは
十二代王朝の時代です。
その後二十代王朝のラメセス家の力がなくなり、
古代エジプトの王朝時代の全盛期が
終息へと向かい始めます。